セルの「Address」取得には幾つか方法があります。(組み合わせ次第では本当に沢山の方法があるので、一概には言えませんが)。一発で範囲を指定できる方法について記述します。但し、[Range ] で取得した場合のメリットと、デメリットありますのでご注意を!
始めに。
今回は、初めに使うセルが[A1]なので『取得するのは[A1~・・・] 』という
書き方になりますが、実際には利用しているセルを取得する方法なので、皆様が
使っているシートが基本的に[B2]から利用する場合は、もちろん[B2~最終セル]
と置き換えて考えて頂ければと思います。
Excelには、特定の構文で一括指定できるような、使い勝手の良い機能は多数ありますが、特定の事を指定していくと、結局ユーザーナイズになるところも多いと思います。
ワンクッションあって面倒かもしれませんが、便利な生活に到達する、と言う上で、
一読頂いても良いかも知れません。
注意事項
今回の方法で、[Range ] 取得できるセル番地は、『A1~特定の範囲』 として取得するため、変数をMsgboxや、Debug.printで書き出そうとするとエラーになります。
A1から最終セルまでの範囲指定などに活用します。
考え方とかについて
割と汎用性のあるコードを書いて行きたいと思いますが、もっと精査されたコードを書く事もできると思います。利用者の方の使い方に応じてカスタマイズして頂ければと思います。
最終行、最終列のセル番地を取得する
以下は、実行すると『 [使っている最初のセル ~ 使っている最後のセルまで範囲指定]して、選択する』構文になります。
Option Explicit
Sub 最終セルをRangeプロパティで取得して選択()
Dim aaa As Range
Set aaa = ActiveSheet.UsedRange
aaa.Select
End Sub

A1セルを利用していて最終行は[B20] ※行としては[20]行
最終列は[M13] ※列としては、[13]列。
その結果、使用している列や行を総計して、
最終列、最終行、から、最終利用セルを特定すると[M20]となります。
今回は使用している最初のセル(A1)から最終使用セル(M20)となるので、
[Range]として、[UsedRange]で取得すると[A1~M20]の範囲が指定されます。
上記の画像の通りです。
メリットと、デメリットについて。
●メリットとしては、使っているセルを範囲指定して、特定のデータを取得する時などになります。
●デメリットは、列数や、行数を指定したい場合、この構文は使う事がないので、その場合は始めから別の構文を使ってしまう方がメリットがります。
その方法のついては後日記述いたしますね。