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変数の宣言について。[型]はよく使う物だけ覚えればOK。

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変数の[型]を宣言すると、不要なエラーを防ぐ事が出来ます。しかし、利用頻度の少ない[型]まで覚える必要はないでしょう。

始めに。

宣言すべき[型]は沢山ありますが、普段自分が利用する必要最低限の
[型]だけ覚えておけば良いと思います。

不要な暗記は避けて、使えるところだけ覚えたり、コピペすればよいでしょう。

宣言文の大まかな一覧

型名 型指定文字 格納できるデータ
ブール型 Boolean TrueまたはFalse
バイト型 Byte 0~255までの整数
整数型 Integer -32,768~32,767の整数
長整数型 Long -2,147,483,648~2,147,483,647の整数
通貨型 Currency -922,337,203,685,477.5808 ~ 922,337,203,685,477.5807の固定小数点数
単精度浮動小数点数型 Single 負の値:約-3.4×10(38乗)~-1.4×10(-45乗)正の値:約1.4×10(-45乗)~1.8×10(38乗)
倍精度浮動小数点数型 Double 負の値:約-1.8×10(308乗)~-4.0×10(-324乗)正の値:約4.9×10(-324乗)~1.8×10(308乗)
日付型 Date 日付:西暦100年1月1日~西暦9999年12月31日時刻:0:00:00 ~ 23:59:59
文字列型 String 任意の長さの文字列
オブジェクト型 Object オブジェクト(WorkBook, WorkSheet, Range(セル範囲) も、ここに格納 )
バリアント型 Variant すべてのデータ

 

覚えて置きたい宣言型

青文字:ブール型。
自分で覚えても良いですが、インターネットで公開されている構文の書き方に多く登場します。「True」または「False」を格納して判定しているコードだという事くらいは、覚えておいた方がいいと思います。

緑文字 :長整数型、単精度浮動小数点数型、日付型、文字列型、オブジェクト型。
コーディング時に自分でよく使う事になる宣言です。覚えておきましょう。

赤文字:バリアント型。
宣言を強制していない状態で変数を使った場合や、どの宣言カテゴリに該当するか分からない場合、取り合えず変数として格納する場合に利用します。
 なお、このバリアント型の宣言は処理速度が遅くなったり、エラーが出た場合、切り分けが難しくなるので、多様はお勧めしません。

最低限、把握しておくべき宣言は、以上でOKと思います。

その他の宣言を、あまり覚えなくてよい理由

● バイト型[ Byte ]、整数型 [Integer]について

長整数型[Long]、で代用できる為。
昔と違い、PCの処理速度が上がっている事もあり、わざわざ格納するデータ量を削ってまで使い分けをする必要がなくなった事が挙げられます。

● 通貨型[Currency]について

整数部分は、長整数型[Long]、で代用できる事、少数計算が必要な時のみ、単精度浮動小数点数型「Single」を代用すればよい事。また桁数が多すぎる事。

● 倍精度浮動小数点数型[Double]について

小数点数型「Single」で代用できる事。また「Single」以上の桁数と使う計算を
普段の利用で使う可能性が圧倒的に少ないこと。

まとめ

自分に必要な部分だけ利用して、効率的に利用していきましょう。
不要なコードや記述を丸暗記しても、時間の無駄ですし、時間が経てば
そのうち忘れてしまいます。

使うコードを検索やコピペを繰り返してみて、
「この宣言はよく使うな」と思うところだけ、暗記したり、コピペしたりしていけば
効率よく作業が進むと思います。

 

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