強制宣言を行うと、どこに不適切な記述があるのかを、判定し易くなります。早い段階で「宣言の強制」を設定しておく事をお勧めします。
始めに。
この要素は、実行しなくてもコード自体は動作しますので、無視される方も多くいるかと思いますが、結構重要です。
後から、どこでエラーが出ているか確認が難しくなる事が多くあるので、初期段階での設定がお勧めです。
かなりコードを書込んだ後で設定しても、これまでの記述には関係がないので、気付いたら早めに設定してしまいましょう。
注意事項 ※※
今まで書き込んだコードに関しては有効にならないので、注意が必要です。
しかし、コードを書き込んだ後でも「Option Explicit」を手動で1行目に書き込めば同じ動作をします。
強制宣言なしでの実行テスト
「テスト1」を実行しても、問題なくメッセージボックスで「あいうえお」と表示。

次に、強制宣言有りで実行テスト
次は「変数1」が宣言されていないので、「変数1って何?」っていうエラーです。

まとめ
事前に宣言されていないエラーなのか、宣言を誤って出ているエラーなのかを
切り分けする事が容易になります。
強制宣言していない場合、例えば「i」には整数をいれて実効するべきプログラムなのに「i」に文字列がどこかで入ってしまった場合など、エラーの切り分けを行う上で役立ちます。エラーメッセージの表記が変わってきます。
また、見宣言の変数に対して、情報が空白のまま実行される事を防ぐ事ができます。