最も簡単なマクロの記録方法と、VBEでの標準モジュールの作成・追加方法にについて紹介します。
始めに。
この記事では、設定のカスタマイズなしでの方法について記述しますが、カスタマイズされている場合でもメニューへのアクセスが簡単になるだけですので問題ないかと思います。
今後、ショートマクロを編集したり、VBEを直接起動して記述していく上で、最低限「開発」タブの表示と、クイックアクセスツールバーへよく使いそうなメニューの登録をお勧めします。
両方ともカスタマイズせずとも利用自体は出来ますが、メニューの呼び出しに時間が掛かりますし、 ショートカットキー等を沢山覚えるのも大変ですしね。
参考リンク-1
表示設定のカスタマイズに関しては、以下を参考にして頂ければと思います。
◆ ◆ Excelの開発タブを表示する ◆ ◆
https://takecy3.com/excel/setting/development-tab-01
◆ ◆ クイックアクセスツールバーのカスタマイズ ◆ ◆
https://takecy3.com/excel/setting/quick-access-toolbar-01
参考リンク-2
初めての試みで、保存時にエラーなどが出る場合は以下をご参考ください。
◆ ◆ 「Excel マクロ有効ブック」として保存する ◆ ◆
https://takecy3.com/excel/setting/xlsm-file-01
◆ ◆ Excel保存時の注意メッセージを、非表示にする ◆ ◆
「ドキュメント検査機能では削除できない・・・~」の回避
https://takecy3.com/excel/setting/notes-on-saving-01
Excel画面で[Alt]+[F11]を押して、VBE画面を起動
Excel2007、Excel2010以降は、リボンの「開発」→「Visual Basic」から起動となりますが、「開発」タブは初期設定では表示されていないので、ショートカットからVBEを起動します。

VBA(マクロ)が記述されていれば、赤枠の中あたりにその表示が出るのですが、
現状では何も表示されていません。ここにマクロを超簡単に記述して行きます。
一度、Excelのメイン画面に戻ります。
Excel画面から「表示」タブをクリック

リボンから「マクロ」→「マクロの記録」とクリック

「マクロの記録」画面で「OK」をクリック

「マクロ名」は記述してもかまいませんが、後から編集する事が多いと思いますので
ここではデフォルトでいいと考えます。
実際に、ショートマクロを記録する
現在、選択されているセルとは別のセルをクリックしてみます。
今回の場合、「A1」セルが元々選択されていたので、「A2」セルをクリックしてからマクロとして記録していきます。
「A2」セルを選択した後、リボンの「マクロ」→「記録終了」とクリックします。

マクロの記録先を開く
Excel画面で[Alt]+[F11]を押して、VBE画面を起動します。
前回起動したVBE画面があれば、それをクリックしてアクティブにすればよいです。
今まで何も表示されていなかった赤枠の中に「標準モジュール」が追加されていると思いますので、ダブルクリックします。

記録されたModuleを選択する
今回は初めての記録の為「Module 1」に記録されています。
それをダブルクリックします。
※初めて以外の場合は「Module **」で、数字が多い物をダブルクリックします。

マクロ記録の結果を確認する
「Module 1」に記録された、「Macro1」の記録結果です。

「A2 セルを選びました」という、表示内容になっています。
『どの表示方法が、何を示しているか 』 などは、使って行く上で分かってくると思います。その上で、編集方法なども理解できてきますので、自分の出来る範囲でExcelを便利に使って行ければ良いかなと思っております。